サイレン音の音達距離

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サイレンの音達距離は、地形や障害物、気象条件などにより
大きく変化します。

屋外にサイレンを設置した場合、地形・障害物・気象条件(風向・風速・気温・気圧・雨・雪など)により、音達距離は大きく変化します。
設置場所の条件が悪い場合は、複数のサイレンを分散して設置することで、音響伝達の効率を良くすることが必要です。

サイレン音の減衰要因

距離

出力音圧(サイレン音)は距離により低下します。例えば1mの距離で116dBの音圧を持つサイレン(スピーカ)は、300mの距離では116dB-50dB=66dBに低下します(理論値)。

※現地吹鳴実験のデータと比較されますと地形及び風向、風速との関係により必ずしも一致しませんので御注意下さい。

出力音圧の距離による低下率

※現地吹鳴実験のデータと比較されますと地形及び風向、風速との関係により必ずしも一致しませんので御注意下さい。

障害物
サイレン音が障害物に衝突した場合、コンクリート・石・レンガ・ガラスなどの材質ではほとんど反射しますが、樹木・木造家屋・その他の凹凸の多い物体には吸収されます。
風向・風速
サイレン音に対して、気象条件の中で最も影響を及ぼすのが風向・風速です。音達距離はサイレンから風下には延び、逆に風上には非常に短くなる場合があります。
風向き図
湿度
雨・雪・霧などにより湿度が著しく高い場合、音の伝播は早くなるものの、空気中の密度が大きく音達距離は極端に短くなります。

音の反射および屈折

サイレン音は反射や屈折の作用を受けることで、近距離でも聞こえない場合があります。特に山林の多い渓流地域では音が吸収されるため、流れに沿って音はあまり伸長しません。ただし、岩盤の多い地域では音が反射・反響を繰り返して川沿いに伸長します。

音の反射および屈折図

取り付け高さ

サイレンを設置する付近に音の伝播を遮る障害物がある場合、障害物よりも高くするか、周囲の状況を考慮して最良の場所を選ぶことが必要です。

適切な取り付け高さの比較図

スピーカの入力と出力音圧について

入力に比例した電力比で出力音圧(サイレン音)は増加します。例えば1m1Wの場合、104dBの音圧を持つスピーカは、5Wの入力では104dB+7dB=111dBの出力音圧を得ることになります(理論値)。

スピーカの入力対出力音圧増加率

サイレン音達距離の目安
(参考値)

サイレン音達距離の目安参考表 サイレン音達距離の目安参考表

※雑音の少ない郊外住宅地などと異なり、大都市や工業地帯など騒音の激しい地域では、サイレン音が暗騒音に紛れて非常に聞き取りにくくなります。