サイレン遠隔制御システム
遠隔制御システムを選ぶ条件
サイレン遠隔制御システムの構築には、下記の4点を重視して検討することが大切です。
- 費用
- 整備費用および運用費用を
圧縮できるか - 整備期間
- 短期間にて整備が可能か
- 操作性
- 簡単に操作でき迅速に
発報できるか - 信頼性
- 確実にモーターサイレンを
鳴らせるか
サイレン遠隔制御システムの比較表
※導入条件によって重視する項目は異なります。最も適したシステムをご提案いたします。
IP回線(有線/無線)
IP回線を使用することで、親局(操作側)と子局(非操作側)が常時接続されるため、起動操作からサイレン起動、監視などのタイムラグを軽減することができます。LANまたはWANで接続可能です。
- [ 特長 ]
-
- 遠隔にてサイレンの起動・停止(パターン制御)が可能
- サイレンが正常に動作したか
遠隔で監視が可能 - 停電、電源異常、サイレン過電流など
遠隔で監視が可能
- IP回線が正常に接続されているか
監視が可能 - 機器との接続はLAN(RJ45)で
汎用性が高く有線・無線等の回線選択が自由 - イーサネット、VPNなどの利用で、
セキュア環境下でのシステム構築が可能
※IPアドレスの設定が必要です。
■有線/無線の特長比較
| 有線 (光、CATV等) |
無線 (LTE回線) |
|
|---|---|---|
| 回線コスト | 回線の接続にかかる費用が割高 | 回線の接続にかかる費用が安価 |
| 信頼性 | 比較的安定した通信環境の構築が可能 | 一般的なモバイル通信回線での接続となるため、アクセス集中時は輻輳の影響を受けやすい |
| 導入性 | 回線引込開通にかかる工事が必要 | LTE受信圏内であれば、機器の設置、配線工事のみ |
| セキュリティ | イーサネット、VPN等さまざまな サービスから選択可能 一般回線を使用する場合は、 ファイアウォールの導入を推奨 |
セキュアな環境で運用する場合は、回線事業者の選定/アクセス制限等が必要 |
IoTクラウド
クラウド上のWebアプリケーションから、携帯キャリア網を利用してサイレンを遠隔制御します。操作はWebに接続可能なパソコン、スマホで行いますが、IoTサイレン制御盤内にもサイレン起動用のスイッチを実装しています。
- [ 特長 ]
-
- LTE通信圏内であれば、
電波伝播調査、中継局の検討、工事が不要 - 一つの筐体にすべての制御機能が実装できるので工費低減と工期短縮が可能
- LTE通信モジュール実装で緊急地震速報、
津波警報と連動して警報の自動発報が可能
- 使用者IDを登録・管理することで、
操作範囲の設定、アクセス制限が可能 - Web上でIoTサイレン制御装置の
状態監視が可能
- LTE通信圏内であれば、